気が付けばもう2月。
オンラインストアのリニューアル作業に追われ遅くなってしまいましたが、今シーズンも新潟のデザインブランド「FD STYLE」から湯たんぽが届いていますので、ご紹介させていただきます。
今年はFD STYLEが湯たんぽを展開してから、10年になるとのこと。
それを記念して、今季の湯たんぽは10周年記念モデルとなりました。
本体は例年と形も素材もかわりませんが、カバーが特別な仕様になっています。
どんな仕様かというと…

こんな感じです。
以前からお使いいただいている方はご存じかもしれませんが、実はこの編み模様は、初期に展開していたものを再構築したもの。初期のコットンカバーは、糸を作ってた製糸会社が廃業して製作できなくなったため、現在のカバー(ケーブル柄・ウェーブ柄)になったという経緯があります。CacicaでFD STYLEの湯たんぽの取り扱いが始まってから4年経ちますが、取り扱い当初は初期カバーだったことを覚えています。
※初期モデルについては下記ブログをご覧ください。
編み模様は初期モチーフを踏襲したものですが、各所に色々と工夫があります。

たとえば、現行モデルと同様に、初期モデルにあったフリルがなくなり、すっきりした見た目になりました。
「フリルの部分に熱が伝わりにくく、就寝時に冷たく感じるため」に仕様変更したそうです。

また、10周年記念モデルには裏地が付いていますが、生地がもたつかないよう縫い代は最小限にして縫い合わせてあるとのこと。細かいところまで考えて作られているのが分かります。(※現行はホールガーメントで裏地なし)

私たちが手に取って真っ先に感じたのは、ふっくらとした柔らかな触り心地。
現行モデルは使っている糸が細いため、どちらかといえば繊細な印象ですが、10周年記念モデルは触り心地も初期のものに近いような気がしました。
最初は気のせいかとも思いましたが、なんとこの触り心地にも工夫があったのです。
実は10周年記念モデルで使用している糸は無撚糸(撚りをかけていない状態の糸)に極細の糸を巻き付けてまとめた特殊な紡績方法の糸だそうで、そのため綿本来のふっくらとした手触りを実現したとのことでした。

FD STYLE / 湯たんぽ
コットン・10周年記念モデル
10周年記念モデルは、今まで製作してきたカバーの、いわば総まとめのように細やかな工夫が散りばめられています。
そしてそれらはすべて、使う人への思いやりが形になったものなのです。
取扱店として、この湯たんぽを販売できることをとても誇らしく思っています。
皆さまにも是非、お手にとっていただけたら嬉しいです。